bloc:Saxophone Improvisations - 柳川芳命×庄子勝治×南優(飛び入りゲスト:藤田亮dr)
2015/12/11(金)
Saxophone Improvisations - 柳川芳命×庄子勝治×南優(飛び入りゲスト:藤田亮dr)
@大阪【中崎町common cafe】
open 19:30 / start 20:00
■柳川芳命 YanagawaHomei
70年代から現在に至るまで東京で活動しているフリージャズユニット『日本天狗党』<赤木飛夫(as)、鈴木放屁(ts)、赤木憲一(ds)>との交流を契機に、77年よりアルトサックスによる即興演奏を開始。ギャラリーでのソロコンサート、故デレクベイリー(g)の名古屋ワークショップを皮切りに、82年よりイトウカズヒト(vl)、高木英臣(b)、南野梓(vl)、ガイ(g)、岡崎豊廣(electronics)、古田一晴(映像)等、名古屋近辺の即興演奏家やアヴァンギャルドな表現者たちとライブ活動を開始。また故高木元輝(sax)、初来日のジョンゾーン(as)、故トムコラ(cello)を名古屋に招いて共演。90年代には宇梶晶二(sax)、羽野昌二(ds)、灰野敬二(g,vo)ほかノイズ系ミュージシャンとも共演。91年より渋谷ジァンジァンにてソロシリーズ『地と図』を約1年半にわたって開催し、大友良英、故吉沢元治、翠川敬基、秋田昌美らをゲストに招く。ファーストソロアルバム『地と図’91』をアートユニオンよりリリース。一方でノイズインプロヴィゼーションバンド『ディスロケーション』<岡崎豊廣、木村富士夫(g)、清川桂史(映像/パフォーマンス)>で活動を開始、(現在は木村に代わってガイがギターを担当)故高木元輝や小杉武久らともジョイントする。その後鈴木茂流(b)、松田和彦(g)と『サマーディ』を結成(既に解散)。94年には映画『エンドレスワルツ』(監督:若松孝二)で故阿部薫役を演じた町田康(町蔵)氏のサックス演奏の吹替を一部担当。以後主に名古屋の伝説的ライブハウスKUKU(既に閉店)にて、各地の即興演奏家とライブセッションを継続。04年2月にはディスロケーションにて韓国公演。05年には名古屋のアルト奏者もQ と前衛書道家の早川大が次々と他界し貴重なパートナーを失ったが、名古屋、京都、大阪等の次世代プレイヤーとのライブを重ねる。09年からは名古屋千種『カルヴァドス』にてソロシリーズ『地と図』を再開。各地の鬼才演奏家をゲストに月例ライブを持続。なお毎年5月4日には信州国際音楽村の野外ステージにて、日本天狗党&フレンズによる温泉・宴会付の野外フリーセッションを継続。
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■庄子勝治 ShojiMasaharu
'93ロシア、アルハンゲルスクにけるインターナショナルジャズ祭にて劇的デビュー。'94日本大使館主催(在フランス)音と美術のコラボレーション「泥」3日間公演。厳島神社1400年祭(宮島)のミュージカルの音楽を担当。フェスティバルビヨンドイノセンス、インターナショナルシアター祭(韓国)、マグマプロジェクト、ダライラマ提唱する「聖なる音楽祭」等、国内外にて精力的に活動。サクソフォン、バスクラリネットを駆使して自由にインプロヴァイズすることにより、あらゆるアートとのコラボレーションを得意とする。国内外多種多様多数の共演者/空間を持つ。広島在住。
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■南優 MinamiYu
十代の頃に美術を始め、抽象表現主義やネオダダへの関心とリンクして、フリージャズやインプロヴィゼーションに傾倒。ふとした弾みで40才からサックスを始める。身に付けた技術や感性から如何にして逸脱していけるかが表現者にとっての課題のひとつだとすれば、スタートの時点から逸脱した場所に立っている、というのは幸運なのか、それともトンデモない勘違いなのか・・・音がイメージに寄り添ってくる時を待ちながら今日も出鱈目な音を放出してみる。主に香川の即興演奏集団「即興現場」やギャラリーLIVEなどで活動している。