bloc:『人形の文化史―ヨーロッパの諸相から / 香川檀』
2016/4/10(日)
『人形の文化史―ヨーロッパの諸相から / 香川檀』
香川檀
[目次]
はじめに――人形の水脈系(香川檀)
第?部 〈人形幻想〉の根源をさぐる
第1章 神のかたどり――聖性と呪いの人形文化史(踊共二)
第2章 民間伝承のなかの人形(嶋内博愛)
第3章 自動人形から江戸のからくり人形まで(小山ブリジット/西村淳子訳)
付章? 江戸のからくり人形を現代に甦らせる(半屋春光氏へのインタヴュー)
第?部 モダニズム文学にみる人形
第4章 E.T.A・ホフマン『砂男』と自動人形――小説、バレエ、オペラ(光野正幸)
第5章 人造人間の魂――ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』考(木元豊)
第6章 中欧の〈宿命的な痕跡〉を刻む人形――グスタフ・マイリンク『ゴーレム』について(桂元嗣)
付章? フランスの黒人人形と植民地主義——パリ人形博物館を訪ねて(平野千果子)
第?部 危機の時代の人形愛
第7章 マネキンとマリオネット――法という名の糸についての覚書き(小森謙一郎)
第8章 予兆のなかのベルメール人形――ドイツ世紀末からワイマール時代の人形芸術(香川檀)
付章? ベルメールの関節人形——衝撃の出会いからの出発(四谷シモン氏へのインタヴュー)
索引