bloc:食にまつわる工芸 菓子木型と伊万里焼


2020/11/28(土)→2021/2/28(日)
食にまつわる工芸 菓子木型と伊万里焼
@関東【鎌倉・吉兆庵美術館】
open 10:00 / close 17:00

【休館日】
12月7日(月)、21日(月)、29日(火)〜1月4日(月)、18日(月)、2月8日(月)、22日(月)
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奈良時代、唐の国からもたらされ日本に伝わった砂糖は、明治時代に日本国内で本格的に精糖されるまでは、一般庶民には手の届かない憧れの食べ物でした。そんな貴重な砂糖を一部の人々の間で、落雁や羊羹として楽しまれてきたのです。落雁作りに使用される木型には、精巧な木彫り細工が施され、菓子作りの道具でありながらも、彫刻技術の高さを感じることができます。
一方、歴史をさかのぼること17世紀、日本に景徳鎮窯の古染付が伝わり、中国風の染付に近づこうと切磋琢磨しながら、日本で初めての磁器が制作されました。次第に、色絵や金襴手などの色彩豊かな器が生み出され、1650年代には日本を代表する工芸品として欧米へ輸出されていきました。
今回は、江戸時代から近代にかけての日本の工芸技術の発展が窺える食にまつわる工芸品、菓子木型と伊万里焼をご覧いただきます。


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