bloc:企画展「一枚の海苔簀(のりす)ができるまで −海苔づくりを支えた道具たち−」


2020/8/18(火)→2020/11/15(日)
企画展「一枚の海苔簀(のりす)ができるまで −海苔づくりを支えた道具たち−」
@関東【大森 海苔のふるさと館】
open 9:00 / close 17:00

大田区で海苔生産をしていたころは、生産者自らが道具の多くを手作りしていて、海苔簀もその一つでした。海苔簀は海苔を付けて乾燥させるための簀のことで、一日4〜5,000枚の乾海苔を生産する家であれば、10,000枚以上は保有していました。更に海苔簀は毎年三分の一ずつ新調したのです。
海苔簀の主な材料は河原に自生する葦で、7月20日過ぎからヨシ刈り、揃える作業、ヨシ干し、葉落とし、選別の作業などが続きました。海での作業が始まる晩秋まで、毎日家族全員で夜なべをして数千枚の海苔簀を編みました。海苔は冬の仕事として知られますが、夏から準備は始まっていたのです。
今回の企画展では、海苔の良し悪しを支えていた海苔簀に焦点を当て、材料調達から一枚の海苔簀ができるまでを紹介します。かつての写真や道具と、ふるさと館で毎年行っている体験「海苔簀づくり」の準備作業を合わせてご覧ください。


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