bloc:大岡昇平の世界展【延期】


2020/10/3(土)→2020/11/29(日)
大岡昇平の世界展【延期】
@神奈川【神奈川近代文学館
open 9:30 / close 17:00

日本の文学史上に大きな足跡を残し、昭和を代表する作家・大岡昇平(1909〜1988)。若き日に小林秀雄、中原中也らと出会い、スタンダール研究家として知られた大岡は、1944年、35歳で出征し、九死に一生を得て帰還します。戦後、実体験をもとにした「俘虜記」で小説家デビュー、戦争文学の最高峰といわれる「野火」、ベストセラー「武蔵野夫人」を発表。その後もさまざまなジャンルの作品を手がけ、研究・評論・翻訳にも多くの業績を残しました。1967年には「レイテ戦記」の連載を開始、高い評価を得ています。本展では、ご遺族から当館に寄贈された「大岡昇平文庫」の資料を中心に、生き残った者としての責任を負いながら、一文学者として戦後日本を歩み続けた、その生涯を辿ります。
知識人である大岡が、一兵卒として体験した戦争。その透徹したまなざしが描き出した作品は、人間の根源的な問いを内包する、優れた世界文学として読みつがれています。戦後75年を迎える今、大岡作品が伝えるメッセージを改めて見つめ直す機会となれば幸いです。

【延期】
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ観点から、神奈川近代文学館は4月1日(水)以降も引き続き、当分の間、展示室・閲覧室を休室といたします。
ホール・会議室・和室は感染防止策を講じることでご利用いただけます。また、電話やメール等による調査、郵送複写のお問い合わせには対応いたします。
「大岡昇平の世界展」は2020年10月3日(土)〜11月29日(日)に延期します。
神奈川近代文学館は当面展示室の臨時休室を継続しますが再開の場合は、5月17日(日)まで常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」を開催します。再開の期日等はホームページ等でご確認下さい。


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